7月の天体図2025年
7月6日の明け方に土星と海王星が接近した様子を観察することができます。観察には天体望遠鏡や双眼鏡があるとよいのですが、土星も海王星も動きが遅いのでしばらくの間観察できます。
また、22日の朝4時頃に月と金星が、東の空で接近して観察できます。
東の空では、わし座が昇ってきました。わし座のアルタイルは、七夕の「ひこ星」として有名な星です。このアルタイル、こと座のベガ、はくちょう座のデネブの三つを結んで夏の大三角と言います。
7月の4日に水星が東方最大離角になります。近くに目じるしになる天体がありませんが、20時頃に西の空を双眼鏡で探してみましょう。
また、29日の20時頃には、火星と月の接近が観察できます。
西の空では、しし座が沈もうとしています。「?」を反転したようなししの大鎌もしばらくは観察できなくなります。