10月の天体図2024年






10月の満月は、今年もっとも大きく見える満月(スーパームーン)です。15日(火)は「後(のち)の月」といって、十三夜の月を見て楽しむ風習があります。
紫金山・アトラス彗星は、早朝の東の空で10月5日くらいまでが観察の時期です。その後は、10月13日頃から西の空に姿を現します。
北の空では、カシオペヤ座が空高くに昇っています。Wの形で知られるカシオペヤ座は、「イツツボシ」や「ヤマガタボシ」などの和名があります。
10月6日の夕方、西の空に月と金星が並んで輝いています。金星は−4等級と明るいので、月の側で輝く様子を簡単に確認できると思います。月と金星が一緒に沈む様子を観察するチャンスです。
南の空では、秋の四辺形が昇ってきました。この四辺形は、ギリシャ神話では「神様が地上をのぞく窓」とされていました。また、日本でも「ますがた星」「四隅星」などの呼び名があります。