7月の天体図2024年
東の空に夏の大三角が昇ってきました。夏の大三角は、こと座のベガ、はくちょう座のデネブ、わし座のアルタイルでできる大きな三角形のことです。どの星も1等星ですが、ベガの明るさが際立っています。
7月25日の朝(6時過)に土星が月に隠されます(土星食)。観察には天体望遠鏡が必要ですが、国内では、10年ぶりの現象になります。
おとめ座が沈もうとしています。このおとめ座に10月には大彗星として輝くと予想されている、紫金山・アトラス彗星がいます。この彗星は、2023年1月9日に発見されましたが、発見された場所は木星軌道よりも遠いところで、これは彗星の中でも珍しいことです。
7月2日には、月と火星が、また、7月4日には月と木星が、接近をして並んで輝く様子が明け方に観察できます。