10月の天体図2020年
今月は、満月が2回あります。月に二度満月があるのは珍しく(前回は2018年)、近年はブルームーンと呼ぶことがあります。その由来の1つとして、アメリカの農暦に、春分・夏至・秋分・冬至で区切られた季節の中に4回満月があるときに、その3つ目をブルームーンと呼んだとあります。どの国でも月は身近な存在だったのだと思います。決して、月がブルーに見えるわけではありませんが、お月見を2回(10月1日は中秋の名月)楽しみたいものです。
北の空では、カシオペヤ座が高くに昇り観察の好機になりました。
火星が東の空から昇って目立つようになりました。火星は地球とおよそ2年2ヶ月ごとに接近を繰り返します。天体望遠鏡で観察すると極冠や模様が見えています。また、木星・土星・火星を一度に観察できる数少ない好機です。
南の空では、やぎ座が南中を過ぎました。やぎ座は古くから知られる星座で昔は、冬至点が(今はいて座)ありました。