3月の天体図2020年
春分の日は、3月20日です。春分の日は、昼と夜の長さが等しいと言われることがありますが、実際には14分程度昼の時間の方が長いようです。
金星が夕方の西の空に輝いています。3月25日には東方最大離角になります。また、27日と28日、29日には金星の近くに月が輝いています。
北の空では、おおぐま座が観察に適した時期になりました。北斗七星が有名ですが、北斗七星はおおぐま座の一部です。
3月も20日を過ぎる頃になると、明け方の東の空に木星と土星、火星が並んで輝く様子が観察できるようになります。特に火星と木星は、20日と21日には1度以内に接近します。同時に天体望遠鏡で観察できる数少ないチャンスになります。
南の空では、かに座が天高くに昇ってきました。かに座の四角形の中にはプレセペ星団という星の集まりがあります。双眼鏡で観察すると、たくさんの星が輝いていることが分かります。