こぎつね座・や座2010.8
こぎつね座は、17世紀にヨハネス・ヘヴェリウスによって設定された星座です。
4等星より明るい星はなく、暗い星座です。
ちょうど、こと座の「ベガ」、はくちょう座の「デネブ」、わし座の「アルタイル」から形作られる夏の大三角形の真ん中にあります。
この星座を有名にしているのは、亜鈴状星雲「M27」です。「M27」は巨大な惑星状星雲で、暗い空では、双眼鏡でも見ることができます。
や座は、ちいさな星座ですが、トレミーの48星座のうちの1つです。
みなみじゅうじ座、こうま座についで3番目に小さい星座です。ペルシア人、ヘブライ人、ギリシア人、ローマ人など多くの文明で、「矢」として知られていました。
神話では、ヘルクレスがわしに向かって放った矢、または、キューピッドの矢とされています。