アンタレスを含むさそり座は、最もわかりやすい星座の一つです。
アンタレスの前後に大きなSの字を描くように星が連なっています。アンタレスはサソリの心臓に位置しています。
さそり座をしっぽまでたどったら、そのまま少し東へ視線をうつしましょう。
このあたりにも明るい星がいくつか見えています。北斗七星を小さくしたように並ぶ6つの星です。これは、いて座の中にある南斗六星と呼ばれる星たちです。
中国の神話では、北斗七星が死をつかさどる神、南斗六星は生をつかさどる神とされています。人が生まれるときにはこの二人が話し合って寿命を決めると信じられていました。