てんびん座は、星占いにも出てくる星座なので、名前を知っている人は多いことでしょう。
その歴史も古く、バビロニア時代から知られていて、プトレマイオスの48星座の1つにもなっています。このてんびんは、正義の神アストレアが持つてんびんを表しています。
おとめ座の「スピカ」とさそり座の間に位置する星座で「く」の字を裏返しにした3つの3等星の並びが目印になります。他の星は暗く、星の並びからてんびん(天秤)の形を思い浮かべるのはむずかしいかもしれません。
今月は、てんびん座の左のへびつかい座とさそり座の間に木星が輝いているので、そこから右側をさがせば見つけやすくなるでしょう。