さそり座2006.8
8月の宵空の南天で、いちばん目だっているのは、さそり座の一等星「アンタレス」です。 このアンタレスのあたりに2〜3等星の星たちがSの字のように連なっている星座があります。これがさそり座の目じるしで、二度と忘れないほど印象深く雄大な星座です。 この星座は、紀元前バビロニア時代から、原型が見られる古い星座です。「アンタレス」は、しし座の「レグルス」、みなみのうお座の「フォーマルハウト」、おうし座の「アルデバラン」とともに、王家の運命を占う重要な星でした。