からす座は、うみへび座の背中にのって、くちばしでつついている姿をしています。
すこしゆがんだ四角形は、このあたりに目だつ星もないことから簡単に見つけることができます。
この四角形は、海にゆれる船の帆のようだというので、イギリスではスパンカー(イギリスの帆船)に呼ばれています。また、アラビアではテントの形と見て、アルキバ「天幕」と名付けました。
ギェナーは「右の翼」アルゴラブは「からす」の意味です。
神話では、輝く銀の羽をもち、人間の言葉を話す「からす」でした。けれども、ひどいおしゃべりとうそつきのおかげで、ただ、カアカアとなく黒い鳥になりました。