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95 会目

第95会目 続・いただいたブツ2点で運動力学に挑戦

そりゃ〜,落差,距離と,各区間の斜面と水平の数,条件がみな同じなんだから,同時に到着だね。

たしかにレールの条件は同じだけど…
一気に落下するのと,2回に分けて落下するのとではちがう気がするな。

スピードは落差が大きいほど速くなるのだったよね。
だったら,一気に 11 cm 落ちた方がスピードは速くなるね。

でも,だって 11 cm の落差があるんだから同じスピードになるのでは?
前回は,落差が同じならば,みな到達スピードは同じになったよね。そうでしょうマスター?

その通りです。

落差で考えると,11 cm の半分の落差で,仮に 10 のスピードがつくとすれば,2つの斜面を通れば 20 のスピードになる…

落差が2倍になるとスピードが2倍になるわけではないですが,落差に応じてスピードが速くなることは確かです。

そうすると? う〜ん,わかんなくなってしまった。
マスター,ヒントは?


のちがいは「斜面の後の水平の状態」だね。前回を思い出すと…

なぬ! 斜面の後の水平の状態?
の斜面を落下したとき,仮に20のスピードになるとすると,水平の運動になってからもスピードは20だね。


コース1の各地点のスピード

あ〜そうか!
水平の運動ではスピードが減らないなら,同じように考えるとの運動はこうなるのでは?


コース2の各地点のスピード

おー! goodですね。
すると,どちらが早く到着するのかな?

到着時間は距離÷速さで求まるね。とも距離が同じだけど,の方が,スピードが速い区間の数が多いので,到着時間は早くなるね。

それでは,ビデオを見てみましょう

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