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92 会目

第92会目 続・魔鏡づくりに挑戦

さあ,いよいよ検証です。

不安と期待を込めて,暗い部屋で太陽に向かって鏡を当てました。

う〜,映ってない。( ;∀;)

…しかし,鏡の角度を変えてみると…


(ウ)の結果

おや!

なんとなく『十字架』と,ゆがんではいるが『四角い外枠』が見えるではないか! 
( ̄∇ ̄ ハッハッハ)


マスター,磨きがまだ足りないのでは?

う! 確かにそうかもしれないが…
もう,マスターの指は疲れ果てているので,この辺でよかろうばい!!

古っ。2年前のフレーズだ〜!

ぜひ,元気な皆さんは,もっとクリアになるよう挑戦してみてください。








…とすると,魔鏡づくりの方法は,3つとも正解なの?

どうでしょう?

(ア)の方法は,裏から表に傷が出る(凸)ようにし,(イ)の方法は表に凹んだ傷を付けました。

ところが,

今回の(ウ)の方法は,表の鏡面には凹凸を作っていないのに,どうして裏の十字形が映ったのでしょうか?

これは難題ですので,
お茶しながらじっくりと考えてください。


マスター,いつものヒントは?

そうですね…

今回の魔鏡づくりでは,

a)真鍮板(0.5 mm)の裏側にガムテープで凸面の模様を作った。つまり,十字形と四角い枠の部分は,ガムテープの厚さ分(1 mm)だけ増している。

b)表面を鏡面に磨くときに,意識的に指に力を入れて削り磨いた。

どうでしょうか?

難しいと思いますよ。なんせ約2000年もの間,謎であったのですからね。だから『魔鏡』なのですね〜。

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