今回のテスト問題を検証していく中で,下記のことを思い出しました。
「地球は太陽のまわりを回っている」というのは,現代社会の常識です。
しかし,日常生活では,現に「太陽が東から登り,西に沈む」のを毎日見ています。
それは「見かけ上で地球が回っているからだ!」と言われます。
「じゃあ,地球が回っていることを証明して」と問われたら,みなさんはどう説明できるでしょうか。
人類誕生から約400年前までは「地球のまわりを太陽が回っている」と認識し続けてきました。
現在では常識となった地動説が確立するまでには,多くの科学者が天体の観測を続けていく中で苦難の歴史がありました。
中世は,教会の教えが絶対的な権威という時代でした。1633年に宗教裁判にかけられて有罪となったガリレオ・ガリレイが「それでも地球は動く」といったという逸話は有名です。
最終的に1992年,ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世は,ガリレオ裁判が誤りであったことを認め,ガリレオに謝罪しました。ガリレオの死去からなんと350年後のことでした(wikipediaより抜粋)
【参考文献】
(c) by マスター(後藤富治)