マスター,寝ようとして茶の間の電気を消し,2階に上がろうと何気なく縁側の方に目をやると…
なんと,怪しげに光るルビーの輝きを発見。
ギョ!ギョギョギョ!!
目が慣れてからよく見ると…
「な〜に,何に驚いてるの?」と言っているチャチャでした。
ところで,チャチャの目に限りませんが…
猫の目は,どうして暗闇で光り輝くのでしょうか?
- (ア)興奮すると,蛍のように自ら発光する。
- (イ)周りのわずかな光を反射している。
- (ウ)人間は,夜行性動物の目に敏感に反応する仕組みがある。
さあ,どうでしょうか。
ここで,ゆっくりとお茶でもしながら考えてください。
猫はもともと夜行性ですから,暗闇でも行動できるように特別な目の仕組みを持っています。
人の目は,水晶体というレンズを通ってきた光が,網膜の中にある神経細胞を刺激して光を感じます。
ところが,猫の目には,タペタムと言う反射板があります。
そのため,網膜を通過してきた光は反射板で跳ね返り,もう一度網膜の中の神経細胞を刺激します。つまり『ダブル感知』ですね。
この跳ね返った光がマスターの目に届いて「ギョギョギョ!」とさせたのです。
したがって,答えは (イ) でした。
ちなみに猫の目は暗闇で,人の約6倍もよく見えると言われています。
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