おまけの話
石英をたたいて発光を何回か観察していると,またまた別の疑問が湧いてきました。
この輝きは,ピエゾ効果で発光しているのではなく,火打ち石と同じ発光,つまり摩擦熱による火花ではないか? ということです。
そこで,火打ち金を用いて,その火花が石の内部まで輝くのか試してみました。
赤い火花が飛び散り,先ほどの石英同士の輝きとは明らかにちがっています。
石英同士のときは,ボーっとした白色の輝きが石の内部で光っていました。
しかし,この火打ち金でたたいたときは,赤い火花が石の外側に飛び散っていて,内部は光っていません。
じゃあ,石英同士のときの発光現象は,摩擦熱による火花とはちがうってことね。
でも,石英同士のときにも何となくきな臭いにおいを感じたので,まだ断定はできていません。