この「三日月の光をレンズで集めると…」の話は，マスターが30年も前に板倉聖宣氏の講演を聞いたのがきっかけです。

（板倉聖宣氏は仮説実験授業の提唱者で，このテーマを授業書にしたもの「光と虫めがね」が，『仮説実験授業研究４集』にあります。）

実際に三日月の光をレンズで集めて確認しなくては，と思いつつ「そのうち，そのうち…」と今回まで来てしまいました。

実は，１月に屋根に上がり，片手にレンズ，もう片手にデジカメを持って，撮影してみたのですが，寒いこと寒いこと。じっと構えているだけで震えるほどでした。

しかも，あまりに空気が澄んでいたので，かえって月の像がハレーションを起こしてしまい，ボツとなりました。

また，半月を過ぎると，今度は明るすぎてやはりハレーションを起こしてしまい，半月形には映りません。

３月になり，少し湿気（？）が出てきたところで，ようやく三日月形の像の撮影に成功（プロに言わせればボツでしょうか？）しました。(^_^;