2015/09/01
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生活科・秋の活動について(色覚の個人差に対応した指導について)

 生活科教科書「新版 たのしい せいかつ」では,秋に紅葉した落ち葉や木の実を扱う活動を掲載しています(上巻p.66〜77)。

 色覚に関しては,配慮が必要な対象の子どもが1クラスに一人はいると推定されています。この単元では,特に諸感覚を使った多様な活動が期待されますが,一方で感覚の個人差への留意が必要です。とりわけ色覚については,その見え方には多様性があるため,授業の進め方等の面で配慮することが大切です。


 生活科における秋の活動では,紅葉した落ち葉や木の実に触れ,体全体で秋を感じる活動が設けられています。ここでは,諸感覚を使った活動が重要であり,視覚から秋を感じさせることも活動の一つとして提案しています。ただし,生活科の秋の活動における色の扱いは,特定の葉や実の色を知識として覚えることではありません。教科書に載っているものはあくまで一例であり(紅葉にも段階があるため),色弱以外の子どもにも特定の色で種類を断定させることは目的としていません。実際の活動としては,見つけたものに多様な形や色(教科書と同じではない)があることに気付かせることを想定しており,個々の子どもがそれぞれに感じた色や形によるコミュニケーションを期待しています。

 しかし,色弱の子どもたちにとっては,ここで目にするであろう葉や実について,それが一般的には何色なのかという知識を知ることも重要と考え,そうした子どもへのきめ細かい配慮として,教科書には記述されていない一般的色名についての資料を用意しました。こうした資料を活用し,色覚の個人差に対応した指導に留意していただければと思います。

新版 たのしい せいかつ 上巻p.70p.71