算数・数学な日々:日常生活の中にひそんでいる算数や数学的な事柄を編集部員が紹介します。

2013.8.28

図形アイコンミツバチが惑わす方向感覚

皆さん,迷路は好きですか?

子どものころ,迷路の本に夢中で取り組んだり,ノートに自作の迷路を作ったりした人もいるのではないでしょうか。


さて,遊園地などではときどき,巨大迷路を見かけますよね。

なかなか抜け出せなく,汗だくになってしまいますが,2013年7月,算数・数学的に興味深い巨大迷路が誕生しました。

神奈川県にある「さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト」。ここにできた新しい迷路の名前は「ミツバチ大作戦」! ホームページ上には「六角形の甘いワナ」というキャッチフレーズが書かれています。気になりますねぇ。


ミツバチ大作戦

この新しい迷路,右の写真のように,六角形の部屋がしきつめられてできています。

四角形の部屋なら,「いま右に進んでいる」「こっちの扉をくぐれば左へ進むことになるはず」というように,方向が分かりやすいですが,六角形になるとどっちへ進んでいるのかだんだん分からなくなりそうです。

また,合同な部屋の連続なので,同じ部屋に戻ってきたとしても分からないかもしれません。

プレジャーフォレストには合計8つの迷路があるのですが,「ミツバチ大作戦」はそのなかでも最高難度だそうです。


ご存じの方も多いと思いますが,ミツバチが作る巣も六角形のしきつめ構造になっています。

今ではサッカーゴールのネットなど,いろいろなところに応用されている構造ですが,ミツバチに敬意を表して(?)「ハニカム(honeycomb=蜂の巣)構造」と呼ばれています。


私も近いうちに,ミツバチのワナにかかってきたいと思います☆


関連するウェブサイト

さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト (※ミツバチ大作戦は「パディントン博士のサイエンスメイズ」にリニューアルされました)