2007.6.28
先日ご紹介した世田谷美術館の収蔵品展「絵画が語る1945±15」の続編です。
収蔵品展とともに開催されておりました「岡本太郎展」(5月27日に終了)を観覧した際に目にとまったのがこの写真の作品。
先日ご紹介した世田谷美術館の収蔵品展「絵画が語る1945±15」の続編です。
収蔵品展とともに開催されておりました「岡本太郎展」(5月27日に終了)を観覧した際に目にとまったのが右の写真の作品。
作者はジョルジュ・ヴァントンゲルローで,作品のタイトルがなんと,2次関数の式になっています。
岡本太郎は,1930年代にパリに留学し,「アブストラクシオン・クレアシオン(抽象・創造)」といわれる抽象芸術運動のグループに参加しました。
この作品は,当時の若き芸術家たちの活動を伝える一連の作品のなかに展示されていたものです。
日本を代表する近代芸術家岡本太郎が,これらの作品と接点をもっていたと思うと,数学と芸術の不思議な親密さを感じますね。
ところで,算数・数学のスタッフで絵画の構図と数式の関係解読にトライしましたが,残念ながらさっぱりわかりませんでした。
おそらく,数学の暗号と違って,解読すべきものではないのかもしれません…。