2007.4.10
ビルの建設現場でユニークなグラフを見つけました。
ビルの建設現場でユニークなグラフを見つけました。
透明な細長い容器に,建築用の素材が日に日に積み重ねられていきます。
工事では当然リサイクル材が発生し,分別収集を行っています。ここでは,10種類のリサイクル材の分別容器を設置し,工事の進行にともなって発生する端材を発生量に対する目安として各分別容器に投入して,リサイクル材の分別収集を説明しているそうです。
分別されたリサイクル材は,通り行く人々にディスプレイされ,工事にどんなものを使っているか,どのくらい工事が進んでいるかを伝えることになります。
「DIARY」という名のこのプロジェクトは,この場に建物が出来あがるまでに日々積み重ねられていく作業の軌跡を,ここに貯められていく端材によって表しているそうです。
わたしたちはふだんの生活の中で,平面上に表された棒グラフに慣れてしまっていますが,こういうグラフも暖かみがあっていいな,と思いました。
目の前のこのグラフにはどんなストーリーがあったのだろう? などとちょっと考えてみるだけで,日頃,冷たいグラフ(?)も息を吹き返してくるような気がします。
新版 たのしい算数 3年下p.30 「ぼうグラフ」