たのしい理科 理科の見方・考え方 このページでは,大日本図書の「たのしい理科」をどのように使うと,「理科の見方・考え方」を働かせて資質・能力が育成できるかについて,ご紹介いたします。

学習指導要領の総則では,
各教科の「見方・考え方」を働かせて学習の過程を重視し,その充実を図ることが求められています。
つまり,各教科の特質に応じた「見方・考え方」を働かせながら学習を充実させることが重要です。
小学校理科の学習指導要領では目標が,
『自然に親しみ,理科の見方・考え方を働かせ,見通しをもって観察,実験を行うことなどを通して,
自然の事物・現象についての問題を科学的に解決するために必要な資質・能力を育成することを目指す。』

と掲げられていますが,大日本図書「たのしい理科」は,この目標に照らし合わせ,
「理科の見方・考え方」を働かせて「資質・能力」が育成できる教科書になっています。

理科の見方

「理科の見方」は,主として,
[図A]のような視点などに整理できますが,
領域固有の「理科の見方」に縛られることなく,
児童自らが設定した「理科の見方」で事物・現象に
着目し,問題解決の活動をしていくことが大切です。
[図A]理科の見方 ●エネルギー領域:量的・関係的な視点 ●粒子領域:質的・実体的な視点 ●生命領域:共通性・多様性の視点 ●地球領域:時間的・空間的な視点そのため「たのしい理科」では,どの「理科の見方」を
働かせるべきかというような,児童の「理科の見方」を
制限してしまうような内容にしていません。
どの「理科の見方」を働かせているかを
教師が想定できる児童キャラクターの発言を
例示しているだけにしています。

[図A]理科の見方 ●エネルギー領域:量的・関係的な視点 ●粒子領域:質的・実体的な視点 ●生命領域:共通性・多様性の視点 ●地球領域:時間的・空間的な視点
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3年 p.20
内容解説:知識を身につける 内容解説:知識を身につける

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理科の考え方

「理科の考え方」は,[図B]のように整理できます。
[図B]理科の考え方 ●比較する ●関係付ける ●条件を制御する ●多面的に考える「理科の考え方」のうち,
主に働かせたい「理科の考え方」を,
観察・実験のタイトルに表現しています。
また,学年が上がるごとに
「理科の考え方」が積み上がるよう工夫しています。

[図B]理科の考え方 ●比較する ●関係付ける ●条件を制御する ●多面的に考える イメージ図:理科の考え方
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5年 p.149
内容解説:理科の考え方 内容解説:理科の考え方

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「問題解決の活動」に基づいた構成

すべての単元で,以下のような「問題解決の活動」に基づいた構成になっています。
これを繰り返すことで,「理科の見方・考え方」を働かせて資質・能力が育成されていきます。
また,児童の「見方・考え方」が豊かで確かなものになっていきます。

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「見つけよう」の場面
「調べよう」の場面
「伝えよう」の場面
内容解説:ものの重さ 内容解説:ものの重さ

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内容解説:「見つけよう」の場面 内容解説:「見つけよう」の場面

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内容解説:「調べよう」の場面 内容解説:「調べよう」の場面

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内容解説:「調べよう」の場面2 内容解説:「調べよう」の場面2

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内容解説:「調べよう」の場面3 内容解説:「調べよう」の場面3

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内容解説:「伝えよう」の場面 内容解説:「伝えよう」の場面

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内容解説:「伝えよう」の場面 内容解説:「伝えよう」の場面

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このように,大日本図書「たのしい理科」では,
「理科の見方・考え方」を主体的に「問題解決の活動」に取り入れています。
これにより,児童が理科の特質に応じた「見方・考え方」を働かせながら問題を見いだして解決策を考えたり,
知識を相互に関連付けてより深く理解でき,
自然の事物・現象についての問題を科学的に解決するために必要な資質・能力を
十分に育成することができます。

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