ツルレイシ
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(ウリ科) |
![]() ウリ科の1年生つる植物。熱帯アジア原産で、日本には中国経由で江戸時代の初期に渡来したもので<<大和本草>>などに記載がある。食用とする若い実が苦いので、一般にニガウリと呼ばれ、沖縄ではゴーヤーと呼ばれている。豆腐と炒めたゴーヤーチャンプルーは代表的な沖縄郷土料理の一つで、夏バテ防止に欠かせない。 ![]() 茎は細めでよく分枝し、巻きひげで他のものにからみついて成長する。6月末ごろからまず黄色い雄花が次々と咲き始め、日をおいて雌花が咲き出す。受粉をすると雌花の子房はすぐに成長し始める。実の長さは15cm程度の短いものから50cmほどの長さのものまでいろいろある。 ![]() 成長した実はやがてオレンジ色に変わって裂開し、赤い果肉に包まれた種子を多数のぞかせる。この果肉は甘みがあって、食べることができる。その後種子は地上に落下し、残った果皮は腐って落ちたり、そのままひからびたりする。 [ 小学校理科教師用指導書:大日本図書刊,他より参考・引用 ]
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