ホウセンカ
(ツリフネソウ科)
ホウセンカの子葉
ツリフネソウ科の1年草。インド、マレー、中国南部など高温多湿な亜熱帯地域の原産で、日本の夏によく適応して、室町時代に渡来して以来、夏咲く花としてごく一般的で、学校の教材としてもなじみ深い植物である。
ホウセンカの花
学校教育では、茎の柔らかさを利用し、茎の断面の観察や、赤インクを吸い上げさせて導管の観察などに利用している。草丈30~60cm、花の色は白、ピンク、紅、紫、絞りなど。がく片3枚のうち1枚には、花柄より長い「距」がある。
ホウセンカの実
花後、種が熟すと実が裂開して種が飛び散り、果肉が内側に巻き込む。属名のインパチェンスは、ラテン語で「忍ばない」という意味で、種がはじけて飛び散ることに由来している。
[ 小学校理科教師用指導書:大日本図書刊,他より参考・引用 ]

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