● アメリカセンダングサ
先がするどくとがったとげ。これでは服にすぐにささってしまいます。でも,もっと近づいて見てみると,とげの先につりばりのように返しがついているので,ささりやすいだけでなく,ぬけにくくなっていることが分かります。 これでは,なかなかぬけません。
● オナモミ
とげでおおわれ,見るからにものにからみつきそうです。 これも,一つ一つのとげの先がかぎのように曲がっていて,ついたらとれにくくなっています。
これは,マジックテープと同じしくみです。
ほかにも,たねを遠くに運ぶ工夫があります。
○風によって運ばれるもの:
タンポポ,タカオモミジ,アカマツなど
○動物についたり,食べられたりして運ばれるもの:
ヌスビトハギ,イノコズチ
○水によって運ばれるもの:
ハマユウ,ハスなど
○たねを自分ではじき飛ばすもの:
ホウセンカ,ゲンノショウコなど
|
秋から冬のはじめにかけて,多くの植物が実やたねをつけます。
虫めがねで実やたねをすみずみまで,よーく観察してみるのも面白いですよ。