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尾瀬国立公園

尾瀬国立公園

尾瀬国立公園は群馬県や栃木県、福島県、新潟県に跨る、名峰に囲まれた自然豊かな日本最大の山岳湿地です。熱心な自然保護活動により今日でも貴重な自然が保たれており、「日本の自然保護運動の原点」とも呼ばれています。国立公園の核心部である尾瀬ヶ原・尾瀬沼周辺の山々は、尾瀬火山群の噴火により形成された急峻な山岳地形を基本としており、燧ヶ岳、景鶴山、アヤメ平などはいずれも花崗岩や安山岩などのマグマが固まってできた火成岩からなっています。一方で尾瀬ヶ原西部に位置する至仏山には火山由来ではない蛇紋岩が分布しており、独特の高山植物群落が見られます。また、尾瀬国立公園の北部地域に位置する会津駒ヶ岳や田代山・帝釈山は比較的穏やかな山容を示しており、稜線部には多くの湿原や池塘が見られます。多様な植物種や動物、鳥類、昆虫類が見られ、湿原生態系としての価値が評価されたことから平成17年11月にラムサール条約湿地に登録されました。写真提供:内山 聡至様