vol.22 - No.19 (2021年1月1日)

新しい年を迎え、人々にとってはさまざまな試練が予想されるスタートとなりました。これからはぐんと寒さも増し、普通に過ごすことさえ大変なのに、冷たい屋外の空気を部屋に入れての換気が必要といわれています。風邪をひかないように最善の注意を払わなければと思いながら、本格的な冬を迎えて今、体温の変化に特に神経質になっています。その原因はこんな文面を読んだからです。「次の欄に平熱を記入してください。体温が平熱より高い場合には参加をお断りします。」思わず、え?そんな馬鹿な・・・と思いました。人の体温は朝は低く、食事をしたり活動したりすると上昇します。最近こまめに体温を測るようになって分かったことですが、私の場合低いときと高いときでは1度ぐらい普通に変化します。平熱を聞かれたら何度と答えたらいいんだろう。夕方にも体温は高くなるから、お昼ごろの安静にしているときの体温かな。いろいろ考えているうちに、検温される場所に行くことが大きなストレスとなってしまいました。感染症対策のためのいろいろな制約に加え、こうした特別なストレスを抱えている人は多いのではないでしょうか。心の問題は心で解決できると思います。気持ちを上手にコントロールし、どうすることが大切なのかをしっかり見極めながら災いを乗り切らなくてはと思います。

さて今回は、新しい年のスタートを美しい花でと考えました。厳しい環境を乗り越えてこそ美しく咲くといわれる高山植物を紹介します。