vol.21 - No.23 (2020年3月1日)

写真を撮るときの背景用に、庭の3分の1ほどを芝生にしています。きれいな緑色の芝生作りは結構大変で、日々雑草との戦いとなります。庭では撮影用にいろいろな野草を育てているので、ちょっと油断すると芝生の中にいろいろな植物が芽を出します。放っておくと、芝生ではなく野原のようになってしまいます。冬の間、芝生の葉はふつう茶色くなっているはずですが、それが緑色に見えたら芝以外の植物に占領されてしまったことになります。そこで2月〜3月、まだ芝生が緑にならないうちに、緑色に育つ雑草取りを丁寧に行わなくてはなりません。今年も日差しの暖かいときに数日間、どんな植物が生えているか確認しながら芝生の手入れをしました。一番多く生えていたのはスズメノカタビラ。次に多かったのはイモカタバミ。次いで、オランダミミナグサ、ハコベ、ツメクサ、ホトケノザ、オオイヌノフグリ、カタバミ、ムラサキサギゴケ、チチコグサ、ウラジロチチコグサ、カラスノエンドウ、タネツケバナ、ハナニラ、スギナ、ヒメジョオン、ヒメムカシヨモギ、チドメグサ、タンポポ、キュウリグサ、シロツメクサなど。いろいろな雑草が育っていました。それに加えて、園芸種のサクラソウ、ホンキンセンカ、ヒメヒオウギ、クリサンセマムノースポールの苗も育っていたため、抜いてしまうことをためらうこともしばしばありました。花が咲いても種がほとんどできず、繁殖する力の強くないネジバナだけは抜かずに残してあるのですが、初夏にピンクの花が咲いていたら、芝生を背景に撮影をするときに邪魔になることが明らかです。そう思いながらも可憐な花を咲かせるので、毎年残してしまうので今はかなりの数になってしまっています。

さて今回は、花が咲くのはもうしばらくしてからですが、芝生の中にもよく生えだすアカツメクサが育つようすを紹介します。