vol.21 - No.22 (2020年2月15日)

種から育てたロウバイが、今年で5年目となり花を咲かせました。花を咲かせたといってもたったの2輪。つぼみは5個ついたのですが、からみついたオキナワスズメウリを取り除くときに、不注意にも3個落としてしまったのです。枝いっぱいに花をつけ、体全体黄色に輝くロウバイの木はよく目にするのですが、我が家のロウバイは「花はどこ?」と探さなければならないほどです。来年はたくさんの花が咲くように大事にしなくてはと思いながらも、その後花に気を止めることなく何日もたちました。2月に入ったある日、ふとロウバイの枝に目を向けると、何とまだ花を咲かせているではありませんか。サクラほどではないにしても、ロウバイも次々と花を咲かせ次々に散っていくものと思い込んでいました。その誤りを、たった2輪の開花だったことが教えてくれたのです。たくさんの花を咲かせるロウバイを眺めていたのでは気づけない発見です。情報量が多すぎる現代社会にあって、少ないほうがその情報にしっかり向き合うことができることを、改めて感じた次第です。

さて今回は、冬に紹介することの多い鳥シリーズの1つとして、山の野鳥の2回目の紹介です。