vol.19 - No.21 (2018年2月1日)

1月も終わるころとなって、やっと日照時間が長くなり始めたなと感じられるようになりました。これからは、陽の暖かさが強く感じられることでしょう。特に、秋に芽を出してロゼット型(茎を立てずに地面に張り付くように葉をひろげた姿)で寒い冬をじっと耐えていた草花たちは、日照時間が長くなっていくことをいち早く感じ取って茎をのばすようになります。春に芽を出す草花より早く大きくなって日光をたくさん浴びるためです。気温だけを考えるとまだまだ寒い日が続くのですが、陽だまりや南に面した傾斜地、そして南側に窓がある部屋では、ぽかぽかした陽気が感じられます。そんな春の兆しを感じながら、冬に負けずに頑張りたいものです。本格的に暖かくなる日が来るのをたのしみに待つと同時に、太陽の日差しを大切にするような生活を心がけたいものです。

さて今回は、冬らしい雪という言葉が名前につく、ユキザサが育つようすを紹介します。