vol.19 - No.11 (2017年9月1日)

8月は、アマガエルのため蚊を中心とした小さな虫の採集に多くの時間を割いてしまいました。しかし、与える虫の数が少ないのか、アマガエルはなかなか大きくなりません。我が家の庭にはヒキガエルもいます。そのヒキガエルは、カエルの姿になったばかりの5月にはアマガエルよりずっと小さかったのですが、今ではアマガエルの親ほどの大きさになっています。ヒキガエルたちは、毎日いったいどれくらいの餌(生きた虫)を食べているのだろうかと思うと同時に、なんとたくさんの虫が住んでいるのだろうかとあらためて感心してしまいます。毎日多くの虫がヒキガエルに食べられていますが、それでもたくさんの昆虫を見かけます。蚊をのぞくと、一番多いのがオンブバッタで、次はカメムシといった順です。オンブバッタは食べられてもいっこうに減らず、次から次に現れます。硬くて食べにくいと思われる甲虫類のコガネムシでさえ食べてしまうヒキガエルですが、カメムシはいやな臭いを出すため、間違って口に入れてもすぐに吐き出してしまいます。キュウリを育てるときに害になるカメムシも食べてくれたら助かるのですが、そうそううまくはいきません。生き物観察を主な目的としている我が家の庭では防虫剤などは使っていないので、夏休みの自由研究の材料でいっぱいです。

さて今回は、9月に花を咲かせるメドハギが育つようすを紹介します。