vol.18 - No.24 (2017年3月15日)

2月の末に北海道に行ってきました。雪の中のタンチョウや流氷の上のオオワシ・オジロワシなどの動物たちの撮影をするためです。真冬の北海道は初めてでした。寒さ対策と雪の中の運転に不安はあったのですが、先延ばしにしたからといって心配がなくなるわけでありません。それよりも自分の体力が不安になる前に行っておかなければという気持ちで実行しました。まさに「今でしょ」といったところでしょうか。北海道道東は雪だらけと思っていたのですが、そんなこともありませんでした。また、陽の出ていないときはぐっと冷え込むものの、日中は極寒というほどには寒さを感じませんでした。実際、流氷に向かって進む船のデッキに出て、2時間以上もの間、オオワシ・オジロワシ・カモメの撮影を続けることができました。ただ、4日間の撮影旅行の中で一度だけ、手袋から出た指先が冷たさで感覚を失ったことがありました。30分ほど夕日の撮影をしていたときのことです。シャッターを押すことができなくなってしまったのですが、それもそのときだけでした。たまたま恵まれていただけかもしれませんが、冬の北海道での撮影にちょっぴり自信がつきました。心配するより実行すべきだということを改めて実感しています。

さて、今回はウラナミシジミです。卵から成虫にまで育つようすを詳しく3回に分けて紹介します。