vol.15 - No.12 (2013年9月15日)

今年の夏は、「猛暑、人が今まで体験したことのない大雨、たつ巻」といった言葉が、「異常気象」という言葉とともに何度もニュースに登場しました。異常と言っていますが、このような事が毎年続くようだと、異常が平常になってしまうのではと心配になります。気象や気候の変化にともなう異常なのでしょうか。最近私のまわりの生き物のようすも色々と変わってきています。ミツバチを飼っている畑の端にあるクヌギの木には、見ると必ず数匹のアカボシゴマダラが汁を吸うために集まっています。そればかりでなく、横浜ではここ数十年見かけることのなかったゴマダラチョウも、数多く見かけます。おかしいのは昆虫ばかりではありません。何と横浜市保土ヶ谷区で、サツマイモが花を咲かせたのです。沖縄などの暑い地方での開花は珍しくないようです。そのことから、温暖化が原因などと安易にはいえませんが、サツマイモはなんらかの異常を感じとったのではないでしょうか。こうした様々な異常を、私たちはこれからも目にするようになるのかもしれません。

さて今回から2回に分けて、暑さが続く中で多少ばて気味になっているウーパールーパー(正しい日本名はメキシコサラマンダー)を紹介します。1回目は、孵化する少し前までの卵の中のようすです。