vol.13 - No.13 (2011年10月1日)

今年も残すところあと3ヶ月。日ごとに日照時間は短くなり、秋の夜長を感じさせる時季となりました。昼と夜の長さが同じとなる春分の日と秋分の日、どちらも季節の節目となる日です。つかまえてきたコオロギの鳴き声を聞いていると、次第に昼間が長くなっていくことと夜が長くなっていくことには大きな違いがあることを実感させられます。秋を感じさせる虫の声も増えましたが、都会ではコオロギや飼われているスズムシの声がほとんどです。他に耳にするのが多いのは、外来種のアオマツムシの声ぐらいでしょうか。クツワムシやカンタンの声を聞くことはまれで、キリギリスの鳴き声を聞くことも少なくなってしまいました。歳を重ねるごとに、そんな生活にさびしさを感じるようになりました。

さて今回は、秋の彼岸のころから花を咲かせ始め10月に見頃を迎えるヒガンバナ、別名曼珠沙華(マンジュシャゲ)が育つようすを紹介します。