vol.6 - No.02 (2004年4月15日)

 春4月になると、エノキの根元で冬越ししていた幼虫が、新芽がのび始めたのを感じとって木に登りだします。このような行動をする昆虫は、オオムラサキばかりではありません。今回紹介するゴマダラチョウも、オオムラサキやコムラサキと同様に、エノキの葉を食べて成虫になるまで育ちます。ゴマダラチョウは、オオムラサキより多く生息しているので、横浜でも、冬の間に根気よくエノキの木の根元を探せば幼虫を見つけることができます。

今回は、横浜で見つけたゴマダラチョウの幼虫が成虫に育つまでのようすを紹介します。