vol.4 - No.17 (2002年12月1日)

今年も残すところ後1ヶ月。野山はすっかりさびしい風景となりました。そんな野山を歩いていて、うっかり枯れ草の茂みの中に踏み込むと大変なことになります。それは、被写体ばかりに気を取られて、イノコズチやヌスビトハギ、キンミズヒキといった植物の存在を見逃してしまったときにおこります。これらの植物の熟したたくさんの種は、冬の寒さに備えた毛のズボンやセーターに襲いかかります。その後どのようなことになるかは、みなさんも経験して分かっていることと思います。取り除くにはかなりの苦労を強いられます。

今回は、そんな野山でのできごとを思い出しながら、先にあげた草花以上に体に種がついてこまる草、アメリカセンダングサを紹介することにします。