vol.4 - No.15 (2002年11月1日)

秋もすっかり深まり、野山には、枯れた草や色を変えた木の葉が目立つようになりました。秋に枯れる草のほとんどが、来年の新しい命を、目立たないように、ひっそりと成熟させているときでもあります。そんな野の草の中に、オオブタクサがあります。9月・10月の花の時期に花粉を飛ばしていやがられたブタクサの仲間で、大型の植物です。今では、そのブタクサも枯れはじめ、花粉の飛散もなくなり、ほっとしている人も多いのではないかと思います。

このようなことから、大きくなってほしくない花ではありますが、今回は、オオブタクサを紹介することにします。