vol.2 - No.14 (2000年10月15日)

町なかでは、チョウをみつけることがなかなかできません。それは、チョウの幼虫が食べる餌のないことが、最大の原因です。そのような町なかでも、注意して見ると発見できるチョウの1つに、ヤマトシジミがあります。このヤマトシジミの幼虫は、カタバミという植物の葉を餌にして育ちます。カタバミは繁殖力の強い植物で、しかもほんのわずかな土にでも根を下ろして育ちます。コンクリートの割れ目や石垣の間などでもたくましく育ちます。そのカタバミの葉を餌としているヤマトシジミも、町なかで育つことができるというわけです。

今回は、我が家の庭で今いちばん多く舞っているヤマトシジミを紹介します。