孵化後まもないひなと親鳥
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孵化後まもないひなと親鳥

四季の教材 - No.07 (1996年7月1日)

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孵化してしばらくの間は体がぬれているので、親鳥のお腹の下でじっとしていますが、体が乾きふっくらしたかわいいヒヨコになると、暖かい日であれば親の周りを元気に歩き回ります。親がくちばしでつつくところに、ひなたちはさっと集まり親と同じような仕草を始めます。小さくこわれそうなひなながら、実にたくましく育っていきます。

しかし、ここでひとつ注意が必要です。水を与えるための容器によっては、ひなを溺れさせてしまいかねません。ほんのわずかな水であっても、ひなの体全体ががぬれれば死んでしまいます。ニワトリ専用の水入れは、瀬戸物でできているため、児童に扱わせるとすぐにこわしてしまうことが多いのですが、この時期だけは、プラスチックの小さな水槽やどんぶりなどで代用しないようにします。