ジャガイモの葉のでんぷん1
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ジャガイモの葉のでんぷん1

四季の教材 - No.05 (1996年6月1日)

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ジャガイモの葉の中に、でんぷんが作られていることを調べる実験の時の画像です。日中よく日の当たったジャガイモの葉の中には、光合成によってつくられた、たくさんのでんぷんがたまっています。夜になるとこれが、茎の中の師管を通っていもなどに運ばれ、貯蔵でんぷんとなります。日の光の当たっている日中に葉をつまんで、でんぷんが作られていることを調べる実験は、よくおこなわれます。まずは、最も簡単な方法で調べた画像の紹介です。よく日の当たっていたジャガイモの葉を一枚切り取り、ビーカーにいれてよく火が通るまで煮ます。沸騰させすぎないように注意しながら、コトコトとしばらく煮ると、葉の緑がだんだん黒ずんで濃くなってきます。こまつなやほうれん草をゆでるのと同じ要領です。すっかりゆであがる頃には、多少水も緑色を帯びています。作業はこれで終わりです。ゆだった緑の葉を、ヨウ素液に浸けると、みるみる葉の中のでんぷんが黒紫色に変わり、葉全体が黒くなります。