全天でもひときわ濃くなった天の川でサソリの心臓をねらって弓をかまえるいて座は、黄道12星座として知られています。
いて座をさがすには、さそり座と北斗七星を小型にしたような南斗六星が目じるしになります。南斗六星は、5星が2等星と3等星の明るい星です。
いて座は、大神ゼウスの命令で、となりのさそり座が暴れ出さないように、さそり座の心臓に狙いを定めているのだといわれています。
空の暗い所では、銀河が特に濃く雲のように見えることに気がつくことでしょう。これは、このあたりが銀河系の中心方向となり、たくさんの星が見えているためです。