四つの星というとすぐに思い浮かぶのは、からす座とペガスス座です。春の星座と秋の星座ですから同時に見る機会はほとんどありません。それで共通の「よつぼし(四つ星)」の名が和名としてあります。
似たような呼び名に静岡地方での「よつ(四つ)」山口地方の「しますとおりぼし(四ます通り星)」などがあります。
広島や山陰地方では、ふみうす(踏み臼)のだいがら(台碓)うすから「だいがらぼし(台碓星)」の呼び名があります。
能登地方では、「ほかけぼし(帆掛け星)」の名があるようです。これは、ヨーロッパのスパンカー(帆船の帆のこと)と似ています。