さそり座のしっぽ付近は、低空でなかなか観察することができません。夏に海や山にでかけた時はチャンスでしょう。
この「すもとりぼし」は二つの小さな星が接近していて、一つに見えたり、二つに見えたりします。この離れたりくっついたりして見えることをすもうに見立てたのだと思われます。
また、「おとどいぼし」はオニババに追われた兄弟が天から釣り針が下がってきて二つの星になったという日本話があります。これとは反対で「仲の悪い兄弟が天に昇って星になった。きらきらと瞬くのは、互いに石を投げあってまばたきをするためだ。」という話も残っています。