かんむり座はうしかい座のとなりの星座です。
7つほどの星が小さい美しい弧を出がいています。
和名では、「くるまぼし」「たいこぼし」などがあります。この星座が天高くに見える頃は、夏まっさかりで、雨ごいをするときの太鼓に見立てたのでしょうか。
また、「くびかざりぼし」という和名もあります。
ギリシャ神話では、酒の神、ディオニュソス(バッカス)の妻、アリアドネの冠であるとの話があります。ゲンマは「真珠」の意味ですが、古代アラビアでは、この星座を半分欠けた皿と見立てて「アルフェッカ(欠け皿)」と呼んでいました。