【マイクロフォンの分解で得られた情報】
- このマイクロフォンらしきものには,受話器にあった磁石やコイルは入っていない。
- 黒い小粒は,どうも炭素のよう??
- マイクロフォンの裏側のへそと,表側のハトメにつながっている金属カバーには,電極らしき赤,白,黒の3本の線が接続してありました。
マスターは,上記のことから,次のように推理しました。
- ①電極と炭素と振動板だけでは,電気は起こらない。
- ②とすると,電気は起こしているのではなく,マイクロフォンに電気を流している。
- ③その流れている電気が,炭素の粒を経由している。
- ④声の振動の変化によって,ハトメがついている振動板が圧縮・復元する。
- ⑤炭素粒の間の接触の度合いで,炭素電極間の抵抗の大きさが変化する。つまり,圧縮の際は抵抗が小さくなり電流が大きくなる。復元の際はその逆で電流が小さくなる。
- ⑥このことによって,声の振動に応じて電流の大きさが変化する。つまり,音声電流を生じる。
マスター,本当なの?
まあ,やってみないと分からないな〜。
そこで,特に⑤のことを確かめてみることにしました。
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