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75 会目

第75会目 森の雫

そこで,ラストの問題です。

第6問:森の雫は,どうして甘いのでしょうか?

【予想】

  • (ア)薄いポカリスエットのような味ではおいしくないので,甘みを添加した。
  • (イ)白樺の樹液には,もともと甘い成分が入っている。
  • (ウ)樹液中のカルシウム,カリウム等が,化学変化して甘みになった。
でんぷんの分子模型

なにコレ!

イモムシ? ゲジゲジ?

ガチャガチャのストラップ?

いやいや,左側のものは,でんぷんの分子を約1億倍にした模型です。

でんぷんは分子が大きく,なかなか水に溶けません。

ところが,このでんぷんの分子がのように切れると,ブドウ糖の分子になります。

ブドウ糖は水に溶け,ほんのり甘いです。

ということは,マスター,でんぷんが木の中を移動するときには,切れて小さなブドウ糖になっているわけ?

だから,森の雫は甘いのか!

GOOD!ですね。その証拠をマスターの厨房でお見せしましょう。

ヨウ素でんぷん反応

森の雫(白樺の樹液)にヨウ素液を入れても変化しない。したがって,でんぷんではない。

ベネジクト反応

森の雫にベネジクト液を入れて熱すると,赤褐色になる。つまりブドウ糖であることがわかる。

わ〜,化学実験のようだ!

ベネジ…… 舌が回らなく…

頭が痛くなりそう!!!





それじゃ,これにて終わりにしましょう。(ˆ_ˆ)/~~~~

これからも科学のおもしろ話題をアレコレ紹介していきます。
ただし、何分にもマスターは“頭痛持ち”&“気まぐれ”ですので…その点だけはご容赦を…m(_ _)m