No.2 よりも太めな月で,しかも,もっと正確に作図してみました。
その比を求めると…
$$ \begin{alignat}{2} &\quad&\text{地球の半径}\quad&:\quad\text{月の半径}\\ &=& 16.6\,\text{cm} \quad &: \quad 5.3\,\text{cm}\\ &=& 3.13\quad&:\quad1\\ \end{alignat} $$
となりました。
なぬ?
正確に作図すればするほど,地球は小さくなってしまうぞ!
どうしたことでしょう? (O.O;) (o.o;)
さて,最後の大問題です。
月に映った地球の影から,地球の大きさを精密に作図すればするほど,地球は小さくなりました。
これはどういうことでしょうか?
【予想】
- (ア)作図が,まだまだ精密でない。
- (イ)この作図だけでは,不十分。
- (ウ)月は平面ではなく球体なので,影が小さく映る。
- (エ)『理科年表』が誤りで,No.3 の作図が正しい。
- (オ)その他
さあ,みなさん,どう考えますか?
ここで,お茶しながら,じっくりと考えてみてくださいね。
(エ)と考えた方は,マスターをだいぶ信用している方かな?
ありがとうございます。でも…
『理科年表』のデータが誤りだったら,出版社の丸善さんどころか,日本の科学の基礎が崩壊する〜〜〜 (ˆ_ˆ;
マスターは,最初(ウ)を考えていました。
平面の月だったら,影はそのままの大きさで映る。が,その平面が突き出てくる──つまり球になる──と,影の曲面は狭くなる…。すると,地球の影は,実際より小さく映る?? …のでは?
でもな〜,これをどう証明したらいいのかな〜? これほんとかな〜??
と思い巡らし,結局 webで検索(go!)しました。
すると… なんと!! 『あちゃ〜』でした。
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