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42 会目

携帯電話の充電器,携帯電話の中の振動モーター,と続いてきました。
今回も携帯電話つながりで振動モーターの先(軸)についているモノのお話です。

第42会目 モーターの先についているモノ

振動モーターのおもり

前回,分解好きのマスターマスターは,ケータイの振動モーターを探し出しました。

振動モーターの先には,片面だけ錘(おもり)がついていて,モーターが回転すると軸の片面だけが重いのでブラブラ揺れるようになっています。

その錘は何であるか探るべく,モーターを万力で固定し,ペンチで錘を取り外してみました。

まずは,みなさんにも考えていただきましょう。

モーターの先の錘は,どんな物質でしょうか?


厨房にあった金属

マスターの厨房から金属を持ってきました。さーて,どれでしょうか?

ここで,お茶でもしながらじっくり考えてみてください。
判断基準は,色,重さ,…といったところでしょうか?


㋐金は,色が違いますね。

金は密度が 19.3 g/cm$^3$ と重いので,錘にはよさそうですが,1 g が約3千円(※掲載時の相場。2021年12月現在は約7千円)もしますから,いくら小さい錘でもボツですね。

㋑銀は,色はいいですね。

銀の密度は 10.5 g/cm$^3$ と,こちらもなかなか重いです。ただ,金ほどではないもののこちらも高価です。

残るは4つのどれか,ってこと?

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