身の回りで銀色にギラギラ輝いているもの… というと鏡がそうですね。
鏡は,ガラスの裏面に薄く銀が貼り付けてあります。その金属の銀に当たった光がすべて反射してしまうので銀色に輝くのです。
これを全反射と言います。
…なんだか,生物の話が物理っぽくなってきたね。
どうもマスターの思考の癖で…
金属の銀だけが全反射して銀色に見えるのではありません。金属でなくても光があるものに当たったときに,すべて反射してくれればそのものは銀色に輝きます。
つまり,水もある条件で全反射します。
ちょうどよい資料が当サイエンスCAFÉの大家さんのところにありました。
「新版 中学校理科1分野下」のp.17にあった図です。
- (a)を見ると,水中から出た光(この写真では見やすくするためにレーザー光)が,空気中に出るときに屈折して水面側に少し傾きます。
- (b)のように光を水面の方向により傾ける(入射角を大きくする)と,水面で屈折した光はさらに水面側に傾いて出て行きます。
- (c)のように光をさらに傾けると,光は空気中に出ず,水面で反射して水中に向かって行きます。この現象を全反射といい,水面(水と空気の境)が,まるで鏡のような働きをするのです。
簡単に言うと,アジを斜めに見上げた天敵には,水面の銀色とアジの横腹の銀色が同化してしまうということです。
…と,マスターは解釈していますが…
なにかまたしても,小難しくなってしまいました。(^_^;
そこで,マスターの好きな実験で確かめてみましょう!